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大滝山(おおたきやま)は、飛騨山脈(北アルプス)南部に位置し、長野県松本市と安曇野市にまたがる標高2,616 mの山〔。最高点は北峰。三等三角点(点名が「大滝」、標高2,614.63 m)が南峰に設置されている〔基準点の標高は、2014年3月13日の国土地理院による標高改算値。〕。別名が、大嶽(おおだけ、信府統記による)、崩岳(くずれだけ、安曇郡誌による)、手水嶽(ちょうずだけ、播隆絵図による)〔新日本山岳誌 (2005)、947-978頁〕。 == 概要 == 古くは修験道の対象の山であり、東山麓の安曇野から見た山容がお椀を伏せたように均斉がとれた広い山頂部を持つことから「大嶽」と呼ばれていた〔。梓川の支流島々谷川の上流部の大滝沢の源頭部の山であることが、山名の由来であるとみられている〔。常念山脈の稜線を南下すると、常念岳、蝶ヶ岳の南にある。山体すべてが長野県に属する。山体は秩父古生層の黒色粘板岩が主体で、硬砂岩とチャートを含み、山頂部から北にかけては硬砂岩が多い〔。山域の西側は中部山岳国立公園の特別保護地区、上部の山域はその特別地域の指定を受けている。山頂部は森林限界をわずかに越え、ハイマツに覆われていて〔二重稜線の地形が見られ、大滝山荘付近ではオオシラビソ、コメツガ、トウヒなどが分布し、その林床にはカニコウモリ、イワカガミ、ヒメタケシマランなどが分布する〔。山頂近くの稜線上の登山道付近には小さな池塘〔熊沢 (2000)、192-194頁〕と高山植物などの群落(コバイケイソウ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンフウロ、シナノキンバイなど〔)があり〔日本登山図集 (1986)、43頁〕、盛夏にはミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲ、コヒオドシなどの高山蝶が見られる〔。2015年には、常念岳山脈の燕岳から大滝山にかけての山域で絶滅が危惧されているライチョウ生息実態緊急調査が実施された。長野県松本市の大滝山の一帯は日本郵便により交通困難地に指定されているため、地外から当地へ郵便物を送付することは出来ない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大滝山 (飛騨山脈)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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